野辺山グラベルチャレンジ
秋から冬にかけて、全国各地で行われるシクロクロスのレースにおいて最も盛り上がる会場の一つである野辺山、そこで開催されるのが”ラファスーパークロス野辺山”です。その翌日に国内でも盛り上がりを見せるグラベルイベント”野辺山グラベルチャレンジ”が開催されました。
国内最大級シクロクロスの翌日開催となれば、盛り上がること間違いなし!そんなレースイベントに参加したPep cyclesのアンバサダーでもあるチーム鳴木屋、吉元選手からレポートが届きました。
グラベルレースとしてはHUB BIKELOREのグラベルラリー、SDA王滝グラベルクラスに続いて今年3回目の参加となります。
一言でいうと、
色々な方が参加しやすく、走るだけでなく一息ついて自然を感じることができ、終わった後もStravaチャレンジで参加者の走りを比較できるといった、期待を裏切らないイベントでした。
前日にレースが行われた滝沢牧場を拠点として2つのステージで構成されるコースはともに一般道を抜け未舗装路に入るコース。
各ステージとも登坂区間に計測器が設置され、登りきると疲れた体を笑顔に変える温かいドリンクが提供され走り終えた仲間と語らいの時間を演出してくれました。
第一ステージ
白樺と熊笹に囲まれた林道と疲れを癒やすレモネード
小雨の降る中、朝7時にスタート、序盤から先頭集団はハイペースの展開となり呼吸を整える間もなく計測区間に突入。
林道といっても整地されていて、ぬかるんだ部分などもなく非常に走りやすい。
海外のグラベルってこんな感じなのだろうか?なんて思いながら幾度となくカーブを通り抜け、登っていくと黒いテントが見え計測区間が終了。
ゴールで迎えてくれたのは、関西CXではおなじみのタベルナエスキーナのホットレモネード。ライダー達は一息つき和やかな雰囲気に包まれていました。
その後は、仲間とサドルトークを楽しみながらの次のステージに向けてのんびりライド。
苔生した岩の隙間から流れる出す清水や、一般道でさえも霧に包まれて幻想的な雰囲気を醸し出し、約2時間かけてスタート地点の滝沢牧場に戻ってきました。
Stravaデータ:https://www.strava.com/activities/2887637114
第二ステージ
牧草地が広がる平原での移動式カフェ
各ステージ約25㎞のコースに対して制限時間は4-5時間と余裕を持った設定のため、第二ステージ出発前に、牧場内の様々なブースで補給が可能です。
朝の小雨が嘘のように青空が広がり、第二ステージに向けて出発。クッキリと見えるようになった八ヶ岳を横目に一般道を抜けて再び計測区間に突入。
今回は息を整え望むが、斜度10%程の路面はぬかるんでおり、先行したライダーによって作られた轍が続き体力を奪っていく。牧草地に出ると斜度は緩やかになるが抵抗を増し、疲れてきた体に追い打ちをかける。
はるか先に黒いテントが見え最後の力を振り絞る。計測区間を通過とともに広大な牧草地にバイクを投げ出してオールアウト。前日のシクロクロスよりも追い込んだ気がします。
地元の方によるバナナやMade in Japanの補給食MANABARで補給をし、ラファの移動販売車両「ルイゾン」では入れたてのエスプレッソがいただけるとあって行列もできていました。
Espresso、Long Black、Flat Whiteの3種から野辺山高原牛乳(別名ポッポ牛乳)を使ったFlat Whiteをいただきロングツーリングに参加した友人とコースを振り返りながらしばし歓談。
その後、サドルトークをしつつ、出発から2時間ほどかけて滝沢牧場へ無事戻ってくることができました。
Stravaデータ:https://www.strava.com/activities/2887637227
目指していた入賞にはとどかず結果は12位でしたが、仲間とのサドルトークや自然の中で味わうドリンクに癒され、来年もぜひ参加したいと思います。
フレーム&フォークはPep cyclesのNS-FS(Special Color)、Wolf ToothのパーツはAlternative bikeの北澤さんにサポートいただき組み上がった今回のバイク、”野辺山グラベルチャレンジ”のコースはフラット区間を含む一般道と斜度の厳しい未舗装路、前日のシクロクロスをシングルスピードで走った後、友人の助けも借りながらは30分ほどでグラベル用コンポを装着し臨みました。
シングルスピード、ギアードと必要に応じて違った仕様に変化させ色々な楽しみ方ができるのもPep cyclesの魅力の一つです。
- 使用機材
- フレームフォーク:Pep cycles NS-FS “Special Color” (Supported by Pep cycles)
- ヘッドパーツ:Wolf Tooth (Supported by Alternative Bicycles)
- コンポーネント:Shimano GRX(フロント42T リア11-34T )
- ホイール:ALEXRIMS「CXD4」
- タイヤ :IRCシラク(前後ともに2.0Bar)
- その他アクセサリー:グラベルケージ(DAVOS)、ロールアップサドルバック(ADEPT)、ロックバンド(GRANITE DESIGN)
- *サドルバックには携帯工具、チューブ2本、CO2ボンベ2本、タイヤブート、ミッシングリンク
- *ロックバンドにはチューブ2本
- *ハンドルバーにサムライスォード(Supported by Alternative Bicycles)
- 吉元健太郎
- 1974年生まれ 愛知県出身
- 19歳:MTBを購入し友人と日本を縦断。その後、自転車に乗らなくなる
- 29歳:四国88か所参りを達成するが、すぐに熱は冷め乗らなくなる
- 34歳:ロードバイクで友人とツーリングを始めレースにも少し興味を持つ
- 37歳:新たにMTBを購入し本格的にXCレースに参加開始
- 41歳:シングルスピードに惹かれSDA王滝SS部門に参加開始
- 43歳:SSCX(シングルスピードシクロクロス車)を探していた折、発売前のPep cycles試作品を紹介してもらい、それ以来シクロクロスレースはNS-D1⇒NS-FSで参加開始
- 過去の記録
- 2015~2019年 SDA王滝SS100km 優勝5回
- 2017年 AJOCC シングルスピード選手権 優勝
- 2019年 JFC 全日本MTB選手権大会 XC・男子マスターズ40 3位